品質保証部門 サラリーマンの日常と実態

大企業の品質保証部門で働く四大卒、サラリーマンの日常と実態

品証は、転勤が多い部門だ

理由は、ずばり工場相手の業務が多いから。

 

出先が全国や海外の工場にあり、定期的にローテーションで、品証配属の人たちは、皆飛ばされます。

 

転勤を避けるには、出先が工場にない部署に運良く入るしかありません。

例えば、法務や知財です。基礎研究もその路線です。しかしそのような部署は、大企業なら東大クラスの有名大学でないと、入れません。

 

初任が本社か研究所で、品証の次世代システムを開発する部署に配属になり、専門的でクリエイティブな部署だと、勘違いしてぬか喜びしてはいけません。

 

そのような部署に行っても、専門家にはなれずに、1年か2年後はすぐ、工場の品証や、品証でもクレーム処理や、工場相手の部署に飛ばされます。

 

品証は、狭く深くの研究的な部署ではなく、あくまで広く浅く、いろんな部署や現場との調整業務が主と思っておきましょう。

 

なので、品証システム開発といえど、自分で何かプログラムを組んだりして開発するわけではなく、社内外のIT部門や設備部門と打ち合わせをして、そこに仕様を伝えてお願いをするのが業務になります。

 

そのできた仕様を、使う側の工場と調整したりの、コーディネート役です。