品質保証部門 サラリーマンの日常と実態

大企業の品質保証部門で働く四大卒、サラリーマンの日常と実態

品質保証部はストレスが多い職場です

安全、防災、環境、品質保証

これらのCSR系の部署で一番ストレスが多いのは、間違いなく品質保証部です。

 

なぜなら、突発業務が日時茶飯事に起きて、物の出荷を止めるかどうか迅速な判断が求められ、臨機応変な対応が必要だからです。

 

工場の品質保証にいたら、夕方から突然トラブル起きれば、帰れずに深夜まで長時間の残業を強いられます。

 

更に開発部門や、設備、製造技術部門、工場の製造部門などと、頻発な調整業務が必要であり、品質問題が起きたときは、真っ先にリーダーシップをとってこれらの部署を動かす必要があります。

専門的にコツコツ深くやるというより、幅広くコーディネーター役を務めることになります。よって専門性は身につきません。製品の知識では開発部門にかないませんし、製造技術の知識に関しても、技術部門にかないません。

 

必要なのは、他の部署を巻き込んだり、逆に現場や開発部門から、丸め込まれたりしないコミュニケーション能力であったり、メンタルの強さであったりします。

 

また防災みたいに、法的なルールがないため、全部自分たちでルールを決める必要があります。例えば法定点検 年1回がルールなら、それを盾に対象部署に、法律で決まっているのだから、やれ!と言えますが

 

品質保証の場合、どこまできびしいルールや点検確認すればよいか、理想と現実性の板挟みにあいます。

顧客からは品質あげろと言われ、それを現場に展開しようとすると、できないとか言われるわけです。そこで微妙な落としどころを探すことになります。