品質保証部門 サラリーマンの日常と実態

大企業の品質保証部門で働く四大卒、サラリーマンの日常と実態

FMEAを作成するコツやポイントはありますか?

それは、参照マニュアルFMEA第4版のフォーマット・ルール通りに

作成することです。

 

このフォーマットの項目を省略して

書こうものなら、指摘となります。

 

ルール通りに作るとは

 

・厳しさが9点以上のものには、必ず対策内容を書くとか

・検出で目視のみなら、8点にするとか

 

マニュアル通りに忠実に行います。発生頻度は経験則からの

えいやで構いません。そんなもので大丈夫です。

 

他には

 

・QC工程図の各保証内容と項目を同じにする

・クレームトラブルの対策は、FMEAに追加する

 後で読み返した時、いつ何の時のクレームやトラブルの

 対策のことか分かるように、クレームの管理Noを

 故障モードの脇あたりに明記しておくと分かりやすいです。

・横断的CFTチームで作ったのが分かるように、メンバー名を書いておく

・FMEA Noも書きましょう。これは組織内でどのようなNoを書くか

 ルールを決めて構いません。書かないと文書管理の識別がされていないと

みなされて、最悪MI-NCを喰らいます。

 

これだけです。

 

本来なら何かの3M変更や、クレームトラブル対策を

した都度改定するのが筋ですが

そうすれば、FMEA記録の版が増えて煩雑になり、

文書管理がやりにくくなるケースも存在してきます。

 

なので、1年に1回総見直しするとか、

半年に1回まとめて見直すとか、それでもいいと思います。

 

これまで外部審査は4回受けましたが

そのまとめて見直しで特に何も言われませんでした。