安倍首相が、コロナウィルス対策で、全国の小中高校に一斉休校の要請をしました。
ニュースでは、保護者らが急すぎて、子供をどこに預けていいか分からない、一人で家に置いておけない、自分たちの仕事の補償はどうなるのか?
そのようなことばかりを保護者らは気にしているようです。
論点が違うでしょう!
ここで最も懸念すべき点は、子供たちが学問の機会が奪られ、教育を受けることができなくなることです。
憲法では学問の自由が保障されていますが、それが一時的に危うくなるということです。
日本では、そのようなことは話題になりません。
本当、日本も終わった、学校の教育内容なんかどうてもいいと思っている、世も末ですね。
このように教育内容が無関心なのには、大きく2面的な理由があります。
1つ目は、高学歴な家庭で子供も、偏差値65以上あるようなところは、そもそも学校の授業は進度が遅く、簡単で難関私立中学や私立高校の受験勉強には、まったく役に立たないので、あてにしていないことが考えられます。
ラサール、灘、愛光、久留米大附設、開成、東大寺学園、筑波大駒場など難関な私立高校の入試問題はとても難しいです。公立高校の数学の問題で100点でとるような生徒もこのような難関私立の数学の問題では、10点とかしかとれません。
そもそも公立中学の生ぬるい、偏差値40を対象にしたような授業では、休みになろうが痛くもかゆくもなく、進学塾のようなところでの授業やテスト、テキストでの勉強が主となってます。
では逆に偏差値40~50くらいの家庭はどうでしょうか。このような家庭は、そもそも親が勉強好きでなく、教育自体に関心がないので、そもそも授業がなくなったところで、深刻だとは思っていません。勉強したくないから、大学には行きたくなく、高校卒業したらすぐ働いたというマインドの持ち主ですので、どうしようもできません。
このような子供らは、家でじっと勉強できずに、マックなどに速攻でいりびたり、同じような仲間と長時間、おしゃべりをしたりして過ごします。その喋りをした後は、家に行き、ゲームをしたりして遊ぶ、カラオケに行くこともあるでしょう。
大人になり、特に総合職や、専門職系、管理系の業務をしていくとわかりますが、勉強の必要性を大人になっても、強く感じるようになってきます。
自分の専門性を高めたり、基礎知識を増やしたり、周辺知識や、英語、ITに関する知識までいろいろと勉強したくなってきます。
しかし、大人になると分かるのですが、勉強したくてもなかなか時間の確保ができないようになります。結婚して子育てをするようになると、ほとんど時間がなくなります。
子供の頃のように、勉強できる時間がたくさんあるのは、贅沢なのです。
このような思考は、大人になってからしかわからないんですよ。
あの頃、もっと勉強しておけばよかった、そしたらもっと自分が行きたいワンランク上の大学へ行き、もっと高収入な職業に就くことができたかとしれないと後悔するのです。