品質保証部門 サラリーマンの日常と実態

大企業の品質保証部門で働く四大卒、サラリーマンの日常と実態

タイ、ベトナム、インドネシアなどは、夜行便で帰れる!ただし中国は夜行便なし

海外出張をしているビジネスマンの人なら、

おそらく、木曜日か金曜日に日本へ向け、帰国便に乗ることが多いかと思います。

 

東南アジアの場合は、夜行便があるからいいですよね。

 

タイなら現地23時前、 インドネシアもそのくらい、

ベトナムなら、深夜1時くらいです。

 

そうしたら、東京の羽田空港には朝6時半くらいに着いて、

空港を7時過ぎに出れ、朝の早いうちに帰宅ができる。

 

仮に土曜日の場合でも、休みをほぼつぶすことなく

過ごせていいですよね。

 

これが夜行便の利点です。年配の方だと

夜行便を敬遠して、次の日の午前の便で帰る方もいます。

 

僕は夜行便は好きです。それは深夜なので眠くなっていますし

出張をその日に終えての安堵感もあります。

そのまま飛行機で寝てもいいですし、映画を少し見て

ワインを飲みながら寝ることもできるからです。

目が覚めたら、日本の朝です。

 

早朝5時前に、夜明けで明るくなる空を

見ながらの朝食の機内食も好きです。

 

中国だとどうでしょうか?日本(東京)までの距離は

せいぜい2000kmといったところでしょう。

こうすると、夜行便が出せないんですよね。

せいぜい2~3時間で着いてしまうから、中途半端な時間になる

 

なので、例えば金曜日の午後に出張先での仕事を終えても

そのまま空港に向かい、飛行機に乗り、深夜に日本へ着くことはできず

 

翌日の午前中の便で、日本に着くのが昼過ぎとか

そんな中途半端な時間になってしまうのです!!

 

中国は距離的には、九州の先にあるくらいで

近いのですが、意外と時間はかかってしまう。

これは覚えておいたほうが良いです。

工場の製造係の班長は、25パータンも、トラブル不具合のシュミレーションを持っていた

私は工場の品質管理課に所属していた時、

下記の仕組みがありました。

 

不適合品が後工程へ流出した懸念がある場合、

でも、まだはっきりと分からない場合は、

 

まずは、後工程へ注意喚起を促す

文書を出すことになっていました。

要は、生産中に外観で見えることも多いので

異物とか、不具合事象を文書で書いて、伝えておき、

よく注視しながら、生産せよというものです。

 

例えば、とある工程のマシーンの

部品が取れてなくなっていて、

もしかしたら、生産部材に混入したかもしれない。

 

またはとある中間工程や、部材準備工程で

何か異物が発見された。これが単発かもしれないし、

拡大するのかもしれない。

 

同じロットの部材が、すでに後工程で使われている

そういう時です。

 

金属などでしたらX線ですぐにわかりますが

非金属系(プラスチック)とかだと

分からない場合もあるんですよね。

 

 

とある日、異物が出るかもしれない事案が起き、

製造課の班長に、注意喚起のシートの

作成を依頼しました。

 

そしたら、班長は、

「余裕だ」とニコニコしながら言うのです。

 

製造課の事務所のパソコンで作成していました。

そして、僕に対してドヤ顔で言うのです。

 

「俺は、不具合のパターン別に、25パータンくらい

 エクセルのテンプレートで持っている。

 なので、既存フォーマットを少し書き換えるだけで

 すぐにでも作成できる!」

 

心強かったです。このようなマニュアル化は

非常に重要で業務効率化にも役立ちますね。

また後世にも、ノウハウとして残すことができます。

FMEAを作成するコツやポイントはありますか?

それは、参照マニュアルFMEA第4版のフォーマット・ルール通りに

作成することです。

 

このフォーマットの項目を省略して

書こうものなら、指摘となります。

 

ルール通りに作るとは

 

・厳しさが9点以上のものには、必ず対策内容を書くとか

・検出で目視のみなら、8点にするとか

 

マニュアル通りに忠実に行います。発生頻度は経験則からの

えいやで構いません。そんなもので大丈夫です。

 

他には

 

・QC工程図の各保証内容と項目を同じにする

・クレームトラブルの対策は、FMEAに追加する

 後で読み返した時、いつ何の時のクレームやトラブルの

 対策のことか分かるように、クレームの管理Noを

 故障モードの脇あたりに明記しておくと分かりやすいです。

・横断的CFTチームで作ったのが分かるように、メンバー名を書いておく

・FMEA Noも書きましょう。これは組織内でどのようなNoを書くか

 ルールを決めて構いません。書かないと文書管理の識別がされていないと

みなされて、最悪MI-NCを喰らいます。

 

これだけです。

 

本来なら何かの3M変更や、クレームトラブル対策を

した都度改定するのが筋ですが

そうすれば、FMEA記録の版が増えて煩雑になり、

文書管理がやりにくくなるケースも存在してきます。

 

なので、1年に1回総見直しするとか、

半年に1回まとめて見直すとか、それでもいいと思います。

 

これまで外部審査は4回受けましたが

そのまとめて見直しで特に何も言われませんでした。

深夜残業(午前様)でも、疲れを極力溜めずに数年乗り切るコツ

私は入社当時、品質保証部の中でも、顧客のクレーム対応をする

最前線の部署でした。

 

お客さんから直接クレームの電話やメールは来ませんが

営業を介して、クレームが来て

 

その原因調査と再発防止策を立てて、周囲の部署を

動かすという使命でした。

 

当然のことながら、クレームは時と場所と問わずに

いろいろと降りかかってきて

それぞれの案件に納期が設定されています。

 

なので自分のペースで仕事を進めることが

なかなかできずに、常に回答作成に追われる

毎日を過ごすことになります。

 

帰宅が深夜0時近くなる日は、ざらで

むしろそれが常態化していました。

 

もちろん金曜日などの定時帰ろう日には

18時前くらいには帰れる日も多かったです。

 

たしかにそこで過ごした数年間は

大変なものでしたが

体調や精神を壊すことなく乗り切れました。

 

今となっては良い思い出です。

あまり悪い印象の記憶は残っていません。

 

こんな日付が変わるくらいまで

業務をしていたのに、なぜ乗り切れたのでしょうか

それには自分なりの工夫をしていたものです。

 

それは、まず土日祝日の休日の楽しみを

持つことでした。

これによって、がんばれます。

 

では平日はどう過ごしていたかというと

まず深夜0時に帰宅します。

すると、すぐさま風呂に入り15分であがります。

これで0:20くらいですね

 

それから30分間は、部屋を暗くして

パソコンの明かりだけで、ネットサーフィンをしていました。

ヤフーニュースみたり、僕はYoutube派なので

youtube動画みたり、いつも見ているブログをみたり

 

それだけでもずいぶん心を落ち着かせることが

できたものでした。

 

だいたい0:45には眠りにつきます。

朝は6:30くらいに起きていました。

 

これでも睡眠時間は6時間弱は確保できます!

これが5時間とかになると、結構きつくなるんですよね。

 

そして、6:30~7:30は、食事したり

TVのニュース見たりでゆっくり過ごしました。

それから出勤です。

 

職場では1時間の昼休みがありましたが、

10分で弁当を自分の席で食べ、

15分ネットサーフィンをして

35分は睡眠に充てていました。

 

これにて、疲れを極力溜めないようにしました。

 

土日は友達に会ったり、

都心に出て、繁華街を適当に徘徊したり

ドライブで隣の県に遠出をして

温泉に日帰りで行ったりして

癒されるように過ごしていました。

 

これにより、リセットできたのです。

 

なので、日ごろ自分が安らげる

楽しみをいかに持つかだと思います。

アメリカの出張は帰りが遅くなる(金曜朝発~日曜日午後着)

1週間、2週間単位で出張するケースを想定します。

こんな短期の海外出張があるビジネスマンの人も多いでしょう。

 

こんな場合、たいがいのケースでは

出発は、日曜日の早朝に日本発、

現地には、日曜日の午後に着きます。

 

帰りは、土曜日の午前に現地発

日本には日曜日の午後に着きます。

 

月曜日の朝に出発し、金曜日の夕方までに

帰るというスケジュールは

なかなか組ませてもらえません。

 

必ず土日の半分は犠牲になります。

 

帰りはなぜこんなに時間かかるのかと

いうと簡単に言えば時差ですね

帰り程、日本は時間が進むのです。

 

例えば、アメリカの地方都市で

出張を終えて、地方空港から、アメリカの大空港(日本への直行便)

へ向かう場合は、

 

出発は、金曜日の朝です。

すると、次のアメリカの大空港の出発は

正午付近になります。

 

そこから日本までは、例えばシカゴ空港からですと

単純に12時間くらいかかります。

かなり長い道のりです。

 

そしたら、着くときは、土曜の深夜ではなくて

成田空港に日曜日の昼過ぎに着くのです。

成田は都心から遠いので、家に着くのは夕方です。

 

洗濯や片づけをしていたら、あっという間に

夜ですよ

 

そういう時は、飛行機を楽しみましょう。

機内食や、ワインや飲み物は出てくるし

映画もゆっくり観れます。

眠くなれば寝ればいいです。

 

何か資格の本など自己啓発本でもいいでしょう。

 

会社から電話やメールもきません。

 

 

 

 

工程能力を簡単にざっくり説明する

工程能力とは、規格値を満たす能力です。

値が高いほど、良い状態です。

 

Cp(ばらつき)
Cpk(ばらつきと中心値を合わせたもの)

 

がありますが、工程を調査したり評価したりするときは

Cpkを用いるべきです。

 

Cpkにすれば、たしかにCpよりも

厳しい指標なので、使うのを躊躇する

技術者もいますが

 

これが一番、品質保証する上では

重要な指標です。

中二心をくすぐる、ビジネスマンに役立つ高尚な教養番組

私はテレビの教養系の番組が好きです。考え方が役に立ち、咀嚼して自分のものにすることもできますしね。また逆境の中でも奮闘する人々や、プロの日常など、うなづくものが多いですね。

 

1. ガイアの夜明け 

2. NHKワールドビジネスサテライト

 

逆境の中でも業績を上げる店や企業の工夫が取り上げられており、興味深いです。

 

3. ザ・ノンフィクション

テーマは貧困や、ワケありの人たちが、日々奮闘して自分なりの生き方を見つけていくドキュメンタリー番組ですが、共感できます。僕の中で一番好きな番組です。日曜日の15時から放送されるので、休み終わりのひと時にぴったりです。

最後のエンディングの、「サンサーラ」も最高に良いです。

 

4. カンブリア宮殿

企業の努力(労働時間削減)とか、これもドキュメンタリー

 

5. 情熱大陸

職人や料理人さん、作家、弁護士などプロな職業の人たちの日常を描いたものですが、自分もがんばろうという気になれますね