工場で物を生産していると異物が発生することは、必ずと言っていいほどあります。
品質管理を経験した人なら分るでしょう。
いきなり、現場の班長から、PHSなどで
電話がかかってきます。
「今、生産中の物を見ると、異物がついている。どこまでが範囲かわからない」
こんな感じです。
まず、ご自身が工場内で勤務している昼間なら
すぐに現物をまず見に行きます。
金属か非金属かで対処方法が変わります。
金属の場合、後工程で金属検知器や、X線検査があれば
ひっかかる可能性があるので、出荷されるリスクはない。
原因調査や製造履歴の調査のほうにより注力します。
設備の部品のようなものが異物なら
即、設備・保全課に現物を見せて、どこの機械の
部品かあたりを付けてもらうようにしましょう。
一番やっかいなのは、プラスチック、木、紙などの
非金属系でかつ、もろくてバラバラになりやすいものです。
まず発見した場合は、そのロットや台車にある
物を保留します。前後ロットも対象としたほうがいいです。
目視で外観で選別できる場合は、選別をして、問題なければ
後工程へ流すようにします。